エクセルで資料作成することが多々あると思いますが、
Excelでセルに関数を使って数式を入れたのはいいけど、空欄の部分があるとエラーになっちゃうんですよね。
美的の問題かも知れませんが、資料として出した時にこのように『#DIV/0!(ディバイド・パー・ゼロ)』とエラー表示されてるとテンションが下がります。
※『#DIV/0!(ディバイド・パー・ゼロ)』とは『0で割り算をした』時に出るエラーです。この例の場合は、『0(売価)÷100(仕切)』なので0が割っているのでエラーが出ますね。
…ていうかこのエラー表示はきれいに見えないのでちょっと許せません(笑)
出来ればエラーを非表示にして掲出したいですよね。
この場合、C3セル(売価)が空欄なのでD3セル(粗利)の部分がエラー表示になります。
少ない数ならDELETEで1個ずつ消しても大して苦にはならないでしょうが、それが100、200とあったらうんざりします…。
しかもDELETEキーで消した場合、セルに挿入されてる数式も消えてしまうので、売価を入れてもこの行の合計は出ません。
そんな時に便利なのが『ISERROR』と『IFERROR』関数です。
目次
【Excel】エラー非表示 関数『ISERROR』とは?
Excelの関数『ISERROR』を使ってエラーを非表示にする場合、さらに『IF』関数も使用します。
※上の表のとおりの場合
『=IF(ISERROR((C3-B3)/C3, “”,(C3-B3)/C3)』というような具合です。
【Excel】エラー非表示 関数『ISERROR』解説
『(売価-仕切)/売価』で粗利が求められます。
この表の場合、売価(C3)が空欄になっているのでエラー表示『#DIV/0!(ディバイド・パー・ゼロ)』が表示されています。
意味:もし、『(売価-仕切)/売価』がエラーだったら『””』(空欄)にし、エラーが出ていなければ『(売価-仕切)/売価』を計算します。
『ISERROR』では『かっこ()』をたくさん使ってしまうので、どうしても数式が長くなります。
【Excel】エラー非表示 『IFERROR』関数とは??
私も『ISERROR』関数は知っていたのですが、『IFERROR』という関数は知りませんでした。
『IFERROR』はExcel2007から登場した関数のようです。
まだまだ勉強不足だなぁと感じる今日この頃です。
『IFERROR』を知るまでは、エラーを回避するには『ISERROR』関数をよく使っていました。
【Excel】エラー非表示 関数『IFERROR』を使ってみましょう!
では、『IFERROR』関数を使ってみましょう!
『ISERROR』と同じように上の表の『#DIV/0!(ディバイド・パー・ゼロ)』を『IFERROR』を使ってエラーを非表示(数式を消さずに見えなくする)にしてみます。
『IFERROR』は『IF』関数と『ISERROR』を合わせたような関数です。
式は下のように『=IFERROR((C3-B3)/C3,””)』となります。
『IFERROR』は『ISERROR』に比べるとエラーを表示させないようにするための式は簡単ですね。
コンパクトにまとまっているので式が短くてわかりやすいです。
Excel2007、Excel2010、Excel2016では追加されているので、【Excel】エラー非表示で『IFERROR』関数もぜひ使ってみて下さい。